1

1 ハカルヤの息子ネヘミヤの記録ペルシヤのアルタシャスタ王の時代、第二十年の十二月のこと、シュシャンの宮殿に仕える私のもとに、

2 親類のハナニが、ユダヤからの客数人を連れて、訪ねて来ました。この時とばかり、私はエルサレムはどんな様子かと尋ねてみました。「エルサレムへ戻ったユダヤ人たちは、よくやっているかね。」

3 「いや、実は、ひどいものです。城壁はくずれ、門も焼き払われたままで。」

4 これを聞いて、私は泣きだしてしまいました。それからというもの、断食して、幾日も、天の神様にひたすら祈って過ごしたのです。

5 「神様、偉大で、恐るべきことをなさる神様。神様は、あなた様を愛し従う者には、約束を守り、愛と思いやりを示してくださるお方です。どうか、この祈りをお聞きください。

6 私の訴えに耳を傾けてください。夜も昼も、イスラエル国民のために祈っている私に、目を留めてください。確かに私どもは罪を犯してしまいました。恐れ多くも、神様のしもべモーセによって示された戒めを破るような罪を、犯してしまったのです。

7 -

8 しかし神様、神様はモーセに、こうお語りになったではありませんか。『もし罪を犯せば、おまえたちを国々に散らそう。

9 だが、心を入れ替えて立ち返り、わたしのおきてに従うなら、たとい地の果てからでも、エルサレムへ連れ戻してやろう。エルサレムこそ、わたしの住まいとして選んだ地だからだ。』

10 私どもは神様に仕える者です。その偉大なお力によって救われた国民です。

11 神様、どうかこの祈りを聞き入れてください。神様を喜び敬う者の祈りを、聞き捨てにしないでください。王のもとへ行き、あることを願い出るつもりでおります。どうかお助けください。寛容な答えをいただけるよう、お取り計らいください。」当時、私は王の献酌官をしておりました。

2

1 四か月ほどたった四月のある日、私が王にぶどう酒をついでおりますと、王がおことばをかけてくださったのです。「浮かぬ顔をしておるな。ぐあいでも悪いのか。まるで大きな悩みでもしょい込んだようじゃぞ。」その時まで、私は王の前では、いつも明るく振る舞っているつもりでした。どぎまぎしながらも、こう答えました。

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3 「陛下、どうして悲しまずにおられましょう。先祖たちの眠る町が廃墟となり、門も焼け落ちたままだと申しますのに。」

4 「ふむ、いったいどうすれば、心が晴れるのじゃ。」私は、すかさず天の神様に祈ってから答えました。「もし、陛下のおこころにかなって、お許しいただけますなら、私めをユダに遣わし、先祖の町を再建させてください。」

5 -

6 「して、どのくらい行っているのか。いつ戻ってまいるのじゃ。」王は、かたわらの王妃ともどもお尋ねになりました。こうして、王の承諾を得たのです。さっそく、私は出発の日取りを決めました。

7 このほかにも、私は王に無心を願い出ました。「もしよろしければ、ユーフラテス川以西の知事あての手紙を賜わり、途中、その国内を通らせてくれるよう、お取り計らいください。

8 また、王室の森林管理人アサフへも手紙を賜わり、神殿付近の城門の梁と、城壁と、私の住まいを建てる材木を、提供させていただけませんでしょうか。」神様の深いお恵みのおかげで、願いはかなえられました。

9 ユーフラテス川西岸まで来ると、私は知事に王の手紙を渡しました。ついでですが、王は私に警護の将校と騎兵をつけてくれていたのです。

10 ところが、私が来たことを知り、激怒した人物がいました。ホロン人サヌバラテと、アモン人の役人トビヤです。この二人は、だれでもイスラエルに手を貸そうとする者には、容赦しなかったからです。

11 エルサレムに着いて三日後、私は二、三の者だけを連れて、夜こっそり抜け出しました。神様が私の心に示してくださったエルサレムに関する計画は、自分ひとりの胸のうちに秘めて、だれにも話していなかったからです。私はろばに乗り、ほかの者は歩きました。

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13 谷の門を通り、竜の泉に向かい、糞の門まで行き、くずれた城壁、焼け落ちた門を調べました。

14 次いで、泉の門と、王の池へ向かいましたが、私の乗ったろばの通れる場所がありませんでした。そこで、町の回りを巡り、流れをさかのぼり、城壁を調べて、再び、谷の門から中に入りました。

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16 町の役人たちは、私が出かけたことも、なぜ、そんなことをしたのかも知りませんでした。この計画を、政府や宗教関係の要人にも、実際の工事にあたる人々にも、まだ打ち明けていなかったからです。

17 しかし、今や、私は人々に呼びかけました。「諸君!この町の惨状に目を向けてくれ。荒れ果てたままで、門も焼け落ちている。さあ、もう一度エルサレムの城壁を築こうではないか。われわれの町の恥をぬぐい去ろう。」

18 私は、神様がいだかせてくださった願いや、王との話し合いのいきさつ、それに王の同意を取りつけたことなどを話しました。反応はすぐにありました。「それはよかった。さあ、城壁を建て直そうじゃないか。」こうして、工事が始まったのです。

19 ところが、この話を耳にしたサヌバラテやトビヤ、アラブ人ゲシェムらは、せせら笑いました。「何をするっていうんだ。王様に反逆するつもりか。」

20 しかし、私は答えました。「天の神様がお助けくださいます。神様にお従いしている私たちは、必ずこの城壁を再建してみせます。口出ししないでいただきたい。」

3

1 大祭司エルヤシブはじめ祭司たちは、百塔とハナヌエル塔までの城壁を再建し、次に羊の門ととびらを取りつけ、それを奉献しました。

2 その隣は、エリコ出身の者たちが引き受け、続いてその向こうはイムリの息子ザクルの組が工事にあたりました。

3 魚の門はセナアの息子たちが築き、梁、とびら、かんぬき、横木のすべてを取りつけました。

4 コツの孫でウリヤの息子メレモテは、それに続く城壁を修理し、その隣は、メシェザブエルの孫でベレクヤの息子メシュラムが、さらにバアナの息子ツァドクが修理を受け継ぎました。

5 次を、テコア出身の者が工事にあたりましたが、上流の人たちは怠けて、手伝いませんでした。

6 古い門はパセアハの息子エホヤダと、ベソデヤの息子メシュラムが修理し、梁、とびら、かんぬき、横木を取りつけました。

7 その続きは、ギブオン出身のメラテヤと、メロノテ出身のヤドン、それに、ほかの管轄領の住民であるギブオンとミツパの人たちが、引き受けました。

8 ハルハヤの息子で金細工人のウジエルも、城壁の工事に精を出しました。その続きは、香料作りの職人ハナヌヤが受け継ぎ、広い城壁のところまで修理しました。

9 フルの息子で、エルサレム半区の区長をしていたレファヤが、続いて工事にあたりました。

10 ハルマフの息子エダヤは、自宅付近の城壁を修理し、ハシャブネヤの息子ハトシュが、続きを受け持ちました。

11 ハリムの息子マルキヤと、パハテ・モアブの息子ハシュブは、城壁の続きと高炉塔を修理しました。

12 ロヘシュの息子シャルムとその娘たちが、その続きの部分の修理にあたりました。シャルムはエルサレムの残り半区の区長です。

13 ザノアハ出身の人々は、ハヌンの監督のもとで谷の門を再建し、とびら、かんぬき、横木を取りつけ、続いて、糞の門までの城壁五百メートルを修理しました。

14 糞の門は、レカブの息子マルキヤが修理しました。彼はベテ・ハケレム地区の区長です。門ができ上がると、とびら、かんぬき、横木が取りつけられました。

15 ミツパ地区の区長で、コル・ホゼの息子シャルンは、泉の門を修理しました。でき上がると、屋根をふき、とびら、かんぬき、横木を取りつけました。続いて、シロアムの池から王の庭まで、つまり、エルサレムのダビデの町から下ってくる石段までの城壁を、修理しました。

16 続いて、ベテ・ツル半区の区長で、アズブクの息子ネヘミヤは、ダビデ王の墓地と貯水池、役人詰め所までの城壁を修理しました。

17 その続きは、バニの息子レフムの指導のもとに、レビ人の一団が奉仕しました。続いて、ケイラ半区の区長ハシャブヤが監督して、自分の地区の城壁を再建しました。

18 その続きは、ケイラの残り半区の区長で、ヘナダデの息子バワイに率いられた一族が、築き上げました。

19 そのあとの仕事は、ミツパの残り半区の区長で、ヨシュアの息子エゼルの監督下に進められ、兵器庫のある城壁の曲がり角の部分まで行きました。

20 次に、ザカイの息子バルクが、そこから大祭司エルヤシブの家までの城壁を築きました。

21 コツの孫でウリヤの息子メレモテは、エルヤシブの家の門からもう一方の端まで、一区画の城壁を築きました。

22 そのあとは、町の郊外の平地に住む祭司たちが受け継ぎました。

23 引き続き、ベニヤミン、ハシュブ、アナネヤの孫でマアセヤの息子アザルヤらが、自宅付近の工事を受け持ちました。

24 ヘナダデの息子ビヌイは、アザルヤの家から次の角までの城壁を築きました。

25 ウザイの息子パラルは、そこから、拘置所の庭に面する宮殿の高い塔までの一区画を受け持ちました。その続きは、パルオシュの息子ペダヤが引き受けました。

26 オフェルに住む神殿奉仕者の一団が、東の水の門と突き出た塔までの城壁を修理しました。

27 続いて、その城の塔に面する部分からオフェルの城壁までを、テコア人が修理しました。

28 馬の門からあとは、祭司たちが、それぞれ自宅に面する一画を修理しました。

29 イメルの息子ツァドクは、自宅付近の城壁を再建しました。そのあとは、東の門の門衛で、シェカヌヤの息子シェマヤが引き受けました。

30 続いて、シェレムヤの息子ハナヌヤ、ツァラフの六男ハヌン、ベレクヤの息子メシュラムらが、自宅付近の城壁を築きました。

31 金細工人マルキヤは、召集の門に面する、神殿奉仕者や商人たちの集会所、つまり、角の二階の部屋までを修理しました。

32 そして、ほかの金細工人や商人たちが、そこから羊の門までを完成させました。

4

1 サヌバラテは、城壁の再建が進んでいるのを知って、おもしろくありません。腹立ちまぎれに大声でののしったり、あざ笑ったりしました。友人や、サマリヤ軍の将校も、いっしょになって攻撃してきました。「こいつら、ひょろひょろのユダヤ人が、何をしようってんだ。いけにえさえささげれば、一日で城壁ができ上がると思ってやがる。見ろよ。瓦礫の中から、焼けこげた石を引っぱり出して使ってるぜ。」

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3 サヌバラテのかたわらでは、「きつねが一匹乗っかったって、くずれそうだな」と、トビヤが悪態をつくのでした。

4 私は祈りました。「神様、お聞きください。私どもは侮辱されております。どうか、あの者たちのあざけりを、そっくりそのまま頭上に返してやってください。彼らにも、外国に囚われの身となる思いを味わわせてください。

5 彼らの罪に目をつぶらず、消し去りもしないでください。城壁を建てようとする私たちを侮辱するのは、神様を侮辱するのと同じだからです。」

6 だれもが一生懸命に工事に精を出したおかげで、高さは以前の半分でしたが、ついに、全市を囲む城壁が完成しました。

7 ところが、サヌバラテ、トビヤ、アラブ人、アモン人、アシュドデ人たちは、工事が順調に進み、城壁の破損個所の修理も終わったと聞くと、腹わたの煮えくり返る思いでした。

8 直ちに軍隊を出動させ、エルサレムに暴動と混乱を引き起こそうとたくらみました。

9 しかし、私たちは神様に祈り、自衛のため、日夜警戒にあたっていたのです。

10 しかし、指導者内部に、不満をもらす者が現われてきたのも事実です。働く者が疲れている、瓦礫が多すぎて、自分たちだけでは手に余る、というのです。

11 そうこうするうち、敵は、奇襲をしかけて私たちを皆殺しにし、工事中止に追い込む計画を着々と進めていました。

12 近くの町や村から来た者も、敵は四方から攻め寄せるだろうと、何度も警告するのでした。

13 そこで私は、城壁のうしろの空地に、各家族ごとに武装した者を配置しました。

14 こうした情況がはっきりしてきたところで、私は指導者や国民を集め、こう言い聞かせました。「びくびくしないでください。神様は偉大で、恵み深いお方ではありませんか。さあ戦うのです。友のために、家族のために、家のために。」

15 敵は、陰謀がばれ、それが神様によってあばかれ、失敗に終わったことを、思い知らされる結果となったのです。今や、私たちは一丸となって城壁工事を再開しました。

16 このことがあってから、半数の者が工事に取りかかり、残り半数は背後で警戒にあたることにしました。

17 石工や力仕事の者は、手の届く所に武器を置くか、

18 剣を腰につけて工事を進めました。ラッパで警報を吹き鳴らす者は、私のそばに配置しました。

19 「工事現場は各所に散らばり、お互い離れ離れに仕事をしているが、いざラッパが鳴ったら、急いで私のもとに集合してくれ。神様が味方して戦ってくださるからな。」

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21 私たちは、朝は日の出とともに、夕べは日没まで働きました。半数の者はいつも警戒にあたりました。

22 郊外に住む者には、市内への移住を命じました。そうすれば、その雇い人たちも、昼間はたらくだけでなく、夜間の警戒にもあたれるからです。

23 この期間中、私も、兄弟も、召使らも、いっしょにいた護衛も服を脱がず、いつも武器を離しませんでした。

5

1 このころ、暴利をむさぼっている金持ちに対して、子供をかかえた者から、激しい抗議の声があがりました。

2 事の起こりは、食べるにも事欠く家で、金持ちに子供を売ったり、畑やぶどう園や家を抵当に入れたりする事態が、発生したことです。それさえできず、税金を払うために、限度いっぱいの借金をしてしまった人もいました。

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5 「わしらはみな兄弟同士じゃないか。子供だって、どこの家の子も同じだ。それなのに、生きていくために、子供を奴隷に売らなくてはならないなんて!売った娘を買い戻す金もない。畑も何も、抵当に取られてしまった。」

6 この抗議を聞いて、私は非常な憤りを感じました。

7 何とかしなければなりません。しばらく考えたのち、裕福な官僚たちをきびしく責めることにしました。「いったい君たちのやってることは何だね。人助けという名目で、抵当を取って金を貸すとは、よくもできたものだ。」それから、彼らの処分をめぐって公の裁判を開いたのです。

8 その法廷で、私は彼らを告発しました。「私たちはみな、遠い国での奴隷生活から引き揚げて来た者たちを援助しようと、できるだけのことをしてきた。それにもかかわらず、おまえたちは無理やり、彼らを奴隷に戻そうとしている。いったい何度、私たちに買い戻せというのか。」彼らには、ひと言も返すことばがありませんでした。

9 私は続けました。「君たちのしていることは、非常に恐ろしいことだ。いったい、神様を恐れる気持ちがあるのか。回りには、すきを窺う敵がうごめいている。

10 ほかの者はだれも、同胞のユダヤ人には、利子も取らずに金や穀物を貸してやっているんだぞ。こんな高利貸しみたいなまねはやめてくれ。

11 畑、ぶどう園、オリーブ園、家をみな返し、証文を破ってやってくれ。」

12 彼らはうなずき、土地を抵当に取ったり、子供を売らせたりしないで同胞を助ける、と約束しました。そこで、祭司たちを召集し、正式に誓わせました。

13 違反者には神様からのろいが下るように、とも祈りました。「もしこの誓いを破ったら、神様が君たちの家と暮らしをめちゃめちゃにされるように。」国民は全員「アーメン」と叫んで、神様を賛美しました。金持ちは誓いを実行に移しました。

14 ついでながら、ここで言っておきたいのですが、アルタシャスタ王の治世の第二十年から三十二年までの十二年間、ユダの知事を務めた私は、その間、副官ともども、イスラエル人からは、一銭も給料や援助を受け取りませんでした。

15 これは、前任の知事が食糧とぶどう酒、一日三万円の手当を要求し、家来たちもやりたい放題、住民を虐待したのとは対照的です。神様を恐れる私は、そんなことはしませんでした。

16 ひたすら城壁工事に励んだのであって、土地の投機に手を出すなど、ありえないことでした。家来にも、工事に専念するよう命じました。

17 その上、百五十人のユダヤ人の役人の食いぶちは、私がまかない、ほかに、外国からの客のもてなしもしていたのです。

18 一日につき、雄牛一頭、肥えた羊六頭、おびただしい鶏が必要で、十日ごとに種々のぶどう酒も整えました。にもかかわらず、新たに課税したりはしませんでした。そうでなくとも、国民の生活は苦しかったからです。

19 神様、この国民に対する私の態度をおこころに留め、祝福してください。

6

1 さて、城壁工事も余すところ、門のとびらを取りつけるだけとなりましたが、サヌバラテ、トビヤ、アラブ人ゲシェムや、その他の敵どもは、工事もほぼ完成したと聞くと、

2 手紙をよこして、オノ平野にある村で会見したいと言ってきました。しかし、それは私を殺す陰謀だと感づいたので、

3 次のような返事を送ってやりました。「まだ、この大事業は終わっていません。中途で放って、そちらへ出向くわけにはまいりません。」

4 彼らはしつこく、四度も同じ手紙をよこしたので、そのつど、同じように答えておきました。

5 五度目に、サヌバラテの使いは、次のような文面の、封のしてない手紙を持って来ました。「ゲシェムによると、行く先々で、こんなうわさが耳に入るそうです。ユダヤ人は、謀反を起こすために城壁を再建しているのだ、とね。君は、王になろうとたくらんでいるそうではありませんか。もっぱらのうわさですよ。

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7 それに、エルサレムでは預言者を任命し、『ネヘミヤこそ、われわれに必要な人物だ』と言わせているとか。このことは、必ずアルタシャスタ王の耳に入れます。悪いことは言いません。さあ、おいでなさい。話し合う余地は十分にあります。これしか助かる道はありませんぞ。」

8 私はこう答えてやりました。「胸によく手をあてて、考えてみることですな。うそ八百を並べ立てているだけではありませんか。

9 私たちを脅迫して、ただ工事を中止させたいだけなのです。」ああ、神様、どうか、私に力をお与えください。

10 数日後、私は、メヘタブエルの孫でデラヤの息子シェマヤを訪ねました。神様からお告げがあったと聞いたからです。「神殿に身を隠して、とびらを閉めるのです。今晩、やつらはあなたを殺しにやって来ますぞ」と、彼は急を告げました。

11 「知事たる者が、どうして、危険だからといって逃げ出せましょう。それに、祭司でもない私が神殿に入ったりすれば、いのちを失います。とんでもないことです。」

12 その時、私は何もかも悟ったのです。それは神様のお告げではなく、トビヤとサヌバラテの陰謀であったことを。シェマヤを買収して、私を脅し、神殿に逃げ込むような罪を犯させて、非難のほこ先を向けようとしたのでした。

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14 「神様、トビヤ、サヌバラテ、女預言者ノアデヤ、その他の預言者の罪を、一つ残らず覚えていてください。あの手この手で、私の気持ちをくじこうと謀りました。」

15 城壁は、着工から五十二日後の九月はじめに完成しました。

16 敵や回りの国々は、これを知って驚き、恐れをなしました。神様の助けがあったからこそ、この工事ができたのだ、と思い知らされたからです。

17 この間、トビヤとユダヤ人の金満政治家の間には、何通もの手紙がやりとりされました。

18 トビヤにとって、アラフの息子シェカヌヤは義父にあたり、息子ヨハナンも、ベレクヤの息子メシュラムの娘と結婚していたので、ユダ国内には、彼に忠誠を誓う者も多かったのです。

19 彼らは口々に、トビヤのことを私にほめそやしましたし、私の言うことはそっくり彼の耳に入れていました。そしてトビヤは、せっせと脅迫状を送ってよこしたのです。

7

1 城壁が完成し、とびらが取りつけられ、門衛、歌手、レビ人が任命されると、

2 私はエルサレムを治める責任を、兄弟ハナニと、ハナヌヤとに委ねました。ハナヌヤは要塞の司令官で、だれよりも神様を敬う人物だったからです。

3 私は二、三の指示を与えました。太陽がのぼりきるまでは開門してはならないこと、閉門は守衛が警備にあたっているうちに行ない、かんぬきはしっかりかけることなどです。また、守衛はエルサレムに住み、規則正しく警備にあたること、城壁近くの住民は、付近の城壁警備にあたれと命じました。

4 というのも、町は大きいのに、人口が少なく、家もまばらだったからです。

5 神様は、町の指導者や一般市民を集めて登録をさせよ、とお命じになりました。私は、以前エルサレムに帰って来た人々の系図を見つけましたが、それには、次のように書かれていました。

6 「バビロン王ネブカデネザルが連行した捕囚のうち、エルサレムに帰って来た者の名は次のとおりです。

7 指導者ゼルバベル、ヨシュア、ネヘミヤ、アザルヤ、ラアムヤ、ナハマニ、モルデカイ、ビルシャン、ミスペレテ、ビグワイ、ネフム、バアナ

8 そのとき共に帰って来た者の数、パルオシュ族二千百七十二名、シェファテヤ族三百七十二名、アラフ族六百五十二名、ヨシュアとヨアブの二族からなるパハテ・モアブ族二千八百十八名、エラム族千二百五十四名、ザト族八百四十五名、ザカイ族七百六十名、ビヌイ族六百四十八名、ベバイ族六百二十八名、アズガデ族二千三百二十二名、アドニカム族六百六十七名、ビグワイ族二千六十七名、アディン族六百五十五名、ヒゼキヤ族、すなわちアテル族九十八名、ハシュム族三百二十八名、ベツァイ族三百二十四名、ハリフ族百十二名、ギブオン族九十五名、ベツレヘムとネトファの人々百八十八名、アナトテの人々百二十八名、ベテ・アズマベテの人々四十二名、キルヤテ・エアリム、ケフィラ、ベエロテの人々七百四十三名、ラマとゲバの人々六百二十一名ミクマスの人々百二十二名、ベテルとアイの人々百二十三名、ネボの人々五十二名、エラム族千二百五十四名、ハリム族三百二十名、エリコの人々三百四十五名、ロデ、ハディデ、オノの人々七百二十一名、セナアの人々三千九百三十名

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39 帰還した祭司の数エダヤ族のうちヨシュア家の血筋の者九百七十三名イメル族千五十二名パシュフル族千二百四十七名ハリム族千十七名

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43 レビ人の数ヨシュア族から分かれたホデヤ族のうち、カデミエルの家系の者七十四名、聖歌隊員のアサフ族百四十八名、門衛のシャルム族、アテル族、タルモン族、アクブ族、ハティタ族、ショバイ族百三十八名

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46 神殿奉仕者のツィハ族、ハスファ族、タバオテ族、ケロス族、シア族、パドン族、レバナ族、ハガバ族、サルマイ族、ハナン族、ギデル族、ガハル族、レアヤ族、レツィン族、ネコダ族、ガザム族、ウザ族、パセアハ族、ベサイ族、メウニム族、ネフィシェシム族、バクブク族ハクファ族、ハルフル族、バツリテ族、メヒダ族vハルシャ族、バルコス族、シセラ族、テマフ族、ネツィアハ族、ハティファ族

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57 ソロモンの家臣の子孫ソタイ族、ソフェレテ族、ペリダ族、ヤアラ族、ダルコン族、ギデル族、シェファテヤ族、ハティル族、ポケレテ・ハツェバイム族、アモン族

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60 神殿奉仕者とソロモンの家臣の子孫の合計は、三百九十二名です。」

61 ペルシヤの諸都市、テル・メラフ、テル・ハルシャ、ケルブ、アドン、イメルなどから引き揚げて来た人々もいましたが、系図をなくしていて、ユダヤ人であることを証明できませんでした。

62 デラヤ族、トビヤ族、ネコダ族の六百四十二名の人々です。

63 祭司の中にも、系図を紛失した人々がいました。ホバヤ族、コツ族、バルジライ族などという人々です。このうちバルジライは、ギルアデ人バルジライの娘婿となり、その姓を名乗っていました。この人々は、正真正銘の祭司かどうか、ウリムとトンミム(神意をうかがう一種のくじ)によって神様の判断を仰ぐまでは、祭司の務めにつくこともできず、祭司の食糧として保証されている、供え物の分配にもあずかれないことになったのです。

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66 この時期にユダに帰った一般市民の総数は、四万二千三百六十名にのぼりました。

67 ほかに、奴隷が七千三百三十七名、男女の聖歌隊員が二百四十五名です。

68 馬七百三十六頭、らば二百四十五頭、らくだ四百三十五頭、ろば六千七百二十頭もいっしょでした。

69 諸族の指導者の中にも、工事のためにささげ物をする人がいました。知事は、百五十万円相当の金、金の器五十点、祭司の服五百三十着を、ほかの指導者たちは、三千万円相当の金、二千三百万円相当の銀を、

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71 一般市民は、三千万円相当の金、二千百万円相当の銀、祭司の服六十七着を、それぞれささげました。

72 こうして、祭司、レビ人、門衛、聖歌隊員、神殿奉仕者、その他の人々は、おのおのユダの故郷の町や村へと帰って行ったのです。ただし、九月には、みなエルサレムに集まりました。

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1 さて、九月の中旬ともなると、国民はこぞって水の門の前の広場に集まって来ました。そして、宗教的指導者エズラに、その昔、神様がモーセにお与えになったおきてを読んで聞かせてほしい、と願い出たのです。エズラはモーセのおきての巻物を取り寄せ、朗読する姿がだれからも見えるよう、特製の木の台に立ちました。そして、朝から昼まで朗読して聞かせたのです。巻物を開くと、人々はいっせいに立ち上がり、理解できる者は熱心に耳を傾けました。エズラの右側には、マティテヤ、シェマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤ、マアセヤが並び、左には、ペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ハシュム、ハシュバダナ、ゼカリヤ、メシュラムが並びました。

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6 エズラが、偉大なる神様をほめたたえると、国民はみな手を上げ「アーメン、アーメン」と答えてひざまずき、地面にひれ伏して、神様を礼拝しました。

7 エズラが巻物を読み上げると、レビ人のヨシュア、バニ、シェレベヤ、ヤミン、アクブ、シャベタイ、ホディヤ、マアセヤ、ケリタ、アザルヤ、エホザバデ、ハナン、ペラヤなどが、人々の中に入って行き、その個所の意味を説明しました。

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9 おきてがどのように命じているかを理解すると、人々はみな泣きだしました。それで、エズラをはじめ、知事の私や補佐役のレビ人たちは、こう言い聞かせました。「こんな日に泣く者があるか。きょうは神様の聖なる日ではないか。

10 ごちそうを食べてお祝いし、貧しい人には施しをする日だ。神様を喜ぶことこそ、あなたがたの力なのだ。しょんぼりと悲しそうにしていてはいけない。」

11 「静粛に、静粛に」と、レビ人も声をかけて回り、「そうです。泣くことはないのです。きょうは聖なる日で、悲しみの日ではありません」と言いました。

12 そこで、人々はお祝いのごちそうを食べるため解散し、施しをしました。神様のことばを聞き、理解することができたので、大喜びで盛大に祝ったのです。

13 翌日、諸族の指導者とレビ人はエズラに会い、おきてをもっとくわしく調べることにしました。

14 すると、その月には仮庵の祭りを祝い、イスラエル人はみな仮小屋に住むようにと、神様がモーセにお命じになっていたことがわかりました。

15 その仮小屋についても、山で取って来たオリーブ、ミルトス、なつめやし、いちじくなどの枝で作るようにとあったので、エルサレムをはじめ全国民にお布令が出されました。

16 そこで、人々は実際に出かけて枝を切り出し、自宅の屋上、庭内、神殿の庭、水の門、エフライムの門の広場などに小屋を建てました。

17 そして祭りの七日間を、その中で暮らしたのです。だれもが喜びにあふれていました。この行事はヨシュアの時代以来、ずっと中断されていたのです。

18 エズラはこの七日間、毎日、巻物を読み上げ、八日目には、モーセのおきてに従って、厳粛な閉会礼拝を執り行ないました。

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1 十月九日になると、人々は別の儀式のためにまた集まりました。この時は、断食をし、荒布をまとい、頭に土をかぶることになっていました。こうして、イスラエル人は外国人と縁を切ったのです。

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3 神様のおきてが二、三時間朗読され、その後、数時間にわたって、人々が自分の罪と先祖の罪を告白したのです。また、全員が神様を礼拝しました。

4 レビ人の中には、台の上にあがり、喜びの歌をうたって神様をたたえる者もいました。それは、ヨシュア、バニ、カデミエル、シェバヌヤ、ブニ、シェレベヤ、バニ、ケナニの面々でした。

5 次いで、レビ人の指導者たちは、大声を張り上げてこう語りかけました。「さあ立って、神様をほめたたえなさい。神様は、永遠から永遠に生きておられるお方だからです。その輝かしいお名前をたたえなさい。そのお名前は、私たちが考えたり話したりするより、はるかに偉大なものです。」こう叫んだのは、ヨシュア、カデミエル、バニ、ハシャブネヤ、シェレベヤ、ホディヤ、シェバヌヤ、ペタヘヤでした。

6 エズラは声を出して祈りをささげました。「ただお一人の神様。神様は天と地と海、そして、その中に存在するすべてのものをお造りになり、万物を支えておられます。天の御使いたちもみな、ひれ伏しています。

7 あなた様は、アブラムを選んで、カルデヤのウルから連れ出し、アブラハムと命名なさった神様です。

8 さらに、忠実なアブラハムと契約を結び、子々孫々に至るまで、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ペリジ人、エブス人、ギルガシ人の地を与えようとお約束なさいました。そして、今、そのお約束は現実となっているのです。神様はご自分のことばを裏切るようなことはなさいません。

9 かつてご先祖がエジプトでなめた苦しみ悲しみを、見過ごしにはなさらず、紅海のほとりで泣き叫んだ声を、聞き届けてくださいました。

10 エジプト王とその国民の前で、奇蹟を起こされました。エジプト人がどれほど過酷なことを強いたか、ご存じだったからです。この、決して忘れることのできない出来事によって、神様の輝かしい名声はとどろきました。

11 ご自分の国民のために海を分断し、かわいた地を通してくださったのです。しかも、敵を海の深みでおぼれさせました。まるで激しい流れに投げ込まれた石のように、彼らは沈みました。

12 そして、人々が道を迷わないように、昼は雲の柱、夜は火の柱を立ちのぼらせて、導いてくださったのです。

13 また、シナイ山に下り、天から、正しい法律やおきてをお示しくださいました。

14 例えば、聖なる安息日についてのおきてなどです。それらを完全に守れと、神様のしもべモーセによって、お命じになったのです。

15 人々が飢えた時には、天からパンを降らせ、のどが渇いた時には、岩から水をほとばしらせてくださいました。また、約束の地に踏み込んで征服せよ、ともお命じになりました。

16 しかし、ご先祖は高慢で、頑固で、神様の戒めに耳を傾けようとはしませんでした。

17 彼らは反抗的で、せっかくの奇蹟を何とも思いませんでした。それどころか、神様に手向かい、指導者を立てて、エジプトの奴隷の身に戻ろうなどと考えだすしまつでした。しかし、あなた様は赦す神です。いつも赦そうとし、恵みに富み、思いやり深く、なかなかお怒りにならないお方です。神様はご先祖をお見捨てにはなりませんでした。

18 彼らが子牛の偶像を作って神にまつり上げ、エジプトから連れ出してくれたのはその神様だ、と言いはった時にさえもです。罪に罪を重ねた彼らなのに、

19 深い思いやりで包んで見捨てず、荒野で見殺しにもなさいませんでした。一日一日、昼も夜も、雲の柱と火の柱で道を示してくださいました。

20 また、恵み深い霊を送って教え導き、天からはパンを、のどが渇いた時には水を、絶やさずお与えくださいました。

21 その四十年にわたる荒野生活の間、おかげでご先祖は何一つ不自由しなかったのです。衣服もすり切れず、足もはれませんでした。

22 お助けにより、ご先祖は、強大な王国をはじめとして、次々に国々を征服し、足を踏み入れました。ヘシュボンの王シホンや、バシャンの王オグの国をも、完全に手中におさめました。

23 神様はイスラエル人の人口を爆発的にふやし、ご先祖にお約束くださった国へと導かれました。

24 彼らの前に、すべての国々はくずおれ、カナンの王や国民でさえ力を失いました。

25 神様の国民は、城壁に囲まれた町々と肥沃な土地を占領し、すばらしい品々のあふれる家を攻め取り、掘り井戸、ぶどう園、オリーブ園など、果樹もたくさん手に入れました。彼らは満腹するまで食べ、お恵みのおかげで楽しむことができました。

26 ところが、これほどまでにしていただきながら、人々は不従順になり、反逆したのです。神様のおきてを放り出し、神様に立ち返れと勧めた預言者を殺し、ほかにも、数々の恐るべきことを行ないました。

27 そこで、神様は彼らを敵の手にお渡しになったのです。しかし、苦しみの中で叫び求める声を天から聞いて、かわいそうに思い、助け手を送っては、救い出してくださいました。

28 ところが、万事よしと思ったのも束の間、人々はまたまた罪に陥り、神様は、再び敵の手にお渡しになったのです。しかし、彼らが反省し、助けを叫び求めると、また天からそれを聞き、手を差し伸べてくださいました。全く驚くべきあわれみです。

29 彼らを罰し、おきてに従わせようとなさったのに、当然従うべきおきてを、高慢にも彼らは鼻であしらい、罪を犯し続けました。

30 神様は長年にわたり、忍耐の限りを尽くし、預言者を遣わしては、警告をお与えになりました。しかし、いつまでたっても、馬の耳に念仏でした。そこで、もう一度、異教の国の手中に落とされたのです。

31 けれども、滅ぼし尽くすことはせず、永遠に見捨てたりもなさいませんでした。ああ、なんと恵みに富み、あわれみ深いお方でしょう。

32 大いなる、恐るべき神様。神様は愛と思いやりに満ちた約束を守るお方です。私たちがなめてきたこのすべての困難が、何の役にも立たなかったとは、お考えにならないでください。アッシリヤ王に初めて征服されてから今日まで、私たちや、王、諸侯、祭司、預言者など、ご先祖のなめてきた困難は、それはもう大きなものでした。

33 いつでも、神様は私たちを正しく罰しました。犯した罪の深さを思えば、当然の罰です。

34 王、諸侯、祭司、ご先祖はおきてを無視し、その警告にも耳を貸そうとはしなかったのです。

35 神様はどれほど素晴らしいことをしてくださり、どれほど深い恵みを注いでくださったことでしょう。しかし彼らは、神様を礼拝しようとしませんでした。広大で肥沃な国土をいただいたにもかかわらず、悪の道から離れようとしなかったのです。

36 私たちは今、ご先祖に与えられたこの豊かな国で奴隷となっています。こんなに豊かな土地で、奴隷となっているのです。

37 あり余る産物は、この地の王のものです。罪を重ねた私たちは征服され、その王たちの手に落ちたのです。わが身も家畜も支配され、あわれにも、あごでこき使われています。

38 おかげで目が覚めました。もう一度、神様にお仕えすると約束します。諸侯、レビ人、祭司たちとともに、この誓約書に署名いたします。」

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1 知事ネヘミヤは誓約書に署名しました。続いて署名した者の名は、次のとおりです。ゼデキヤ、セラヤ、アザルヤ、エレミヤ、パシュフル、アマルヤ、マルキヤ、ハトシュ、シェバヌヤ、マルク、ハリム、メレモテ、オバデヤ、ダニエル、ギネトン、バルク、メシュラム、アビヤ、ミヤミン、マアズヤ、ビルガイ、シェマヤ以上、祭司

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9 レビ人ではアザヌヤの息子ヨシュア、ヘナダデの息子のビヌイとカデミエル、シェバヌヤ、ホディヤ、ケリタ、ペラヤ、ハナン、ミカ、レホブ、ハシャブヤ、ザクル、シェレベヤ、シェバヌヤホディヤ、バニ、ベニヌ

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14 政治家ではパルオシュ、パハテ・モアブ、エラム、ザト、バニ、ブニ、アズガデ、ベバイ、アドニヤ、ビグワイ、アディン、アテル、ヒゼキヤ、アズル、ホディヤ、ハシュム、ベツァイ、ハリフ、アナトテ、ネバイ、マグピアシュ、メシュラム、ヘジル、メシェザブエル、ツァドク、ヤドア、ペラテヤ、ハナン、アナヤ、ホセア、ハナヌヤ、ハシュブ、ロヘシュ、ピルハ、ショベク、レフム、ハシャブナ、マアセヤ、アヒヤ、ハナン、アナン、マルク、ハリム、バアナ

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28 以上の人々は、全国民を代表して署名したのです。一般市民も、祭司も、レビ人も、門衛も、聖歌隊員も、神殿奉仕者も、家族も、大人はみな、国内の異教徒と手を切って、神様にお仕えしようと決心していたからです。

29 全員が心からこの誓約に同意し、もしモーセによって示された神様のおきてを破った場合には、進んで神様ののろいを受ける、と宣言したのです。

30 また、娘や息子をユダヤ人以外の者とは結婚させない、とも誓いました。

31 さらに、国内の異教徒が、穀物など農産物を売りに来ても、安息日やほかの聖日には、買わないことにしました。また、七年目には休耕し、ユダヤ人同士の借金は帳消しにしよう、と誓い合いました。

32 このほか、神殿の維持管理のために、毎年、神殿税を納めることを決めました。

33 毎日供えるパンや、安息日、新月の祭り、例祭などの時の穀物のささげ物、完全に焼き尽くすいけにえなどを用意したり、神殿での奉仕を進めイスラエルを贖う役割を果たしていくには、それなりの用具も整える必要があったからです。

34 次に、おきてに定められた、完全に焼き尽くすいけにえ用のたきぎを供給する順番を決めるため、祭司、レビ人、指導者たちの家族が、くじを引きました。

35 なお、穀物でも、果実でも、オリーブの実でも、初物は神殿に持って来ることも決めました。

36 そして、長男と、牛や羊など、家畜の最初に生まれたものは、おきての規定どおり、神様にささげることにしました。つまり、神殿に仕える祭司のもとへ連れて来ることにしたのです。

37 持って来られた産物を、祭司は神殿にたくわえます。良質の穀物、ほかの奉納物、初物の果実、いちばん新しいぶどう酒やオリーブ油などです。また、レビ人には国中の産物の十分の一を給付することも、取り決めました。各地の農村から十分の一を集める責任は、レビ人にあったからです。

38 アロンの子孫である祭司は、レビ人がこの十分の一を受け取る際に、立ち会わなければなりません。そして、そのまた十分の一は、神殿の倉庫に運び込むのです。

39 こうして、定めどおり、人々とレビ人の差し出した、穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油は、祭司、門衛、聖歌隊員らをまかなうために、聖所の器具といっしょに倉庫に納めました。このように、私たちは神殿をなおざりにしないことで一致したのです。

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1 そのころ、イスラエルの役人階級は、聖都エルサレムに住んでいました。また、ユダやベニヤミンの市町村に住む人々のうち、十人に一人はくじで選ばれ、エルサレムに移り住むことになっていました。

2 志願してエルサレムに住む人もあり、そういう人たちは称賛されました。

3 エルサレムに転居した地方の役人の名は、次のとおりです。しかし、大半の指導者、祭司、レビ人、神殿奉仕者、ソロモン臣下の子孫などは、故郷のユダの町々に住んでいました。

4 ユダ部族では、アタヤ彼の家系をさかのぼると、父ウジヤから、ゼカリヤ、アマルヤ、シェファテヤ、マハラルエルと続き、このマハラルエルがペレツの子孫にあたるわけです。マアセヤ彼の家系をさかのぼると、父バルクから、コル・ホゼ、ハザヤ、アダヤ、エホヤリブ、ゼカリヤと続きます。ゼカリヤはシェラ人の子孫です。エルサレムに住んだ、ペレツの子孫にあたる屈強の人々は、四百六十八名にのぼりました。

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7 ベニヤミン部族ではサル彼の家系をさかのぼると、父メシュラムから、ヨエデ、ペダヤ、コラヤ、マアセヤ、イティエル、エシャヤとなります。ガバイとサライの子孫にあたる人々は、九百二十八名にのぼります。その指導者はジクリの息子ヨエルで、セヌアの息子ユダが、補佐役を務めました。

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10 祭司の指導者の中ではエホヤリブの息子のエダヤvヤキン、セラヤ彼の家系をさかのぼると、父ヒルキヤから、メシュラム、ツァドク、メラヨテと続きます。メラヨテは祭司の長アヒトブの息子です。この人たちのもとで、八百二十二名の祭司が神殿での職務についていました。また、アダヤの指導下には、二百四十二名の祭司がいました。アダヤの家系をさかのぼると、父エロハムから、ペラルヤ、アムツィ、ゼカリヤ、パシュフル、マルキヤとなります。また、アマシュサイの指導下に、百二十八名の屈強の人々がいました。アマシュサイの家系をさかのぼると、アザルエルから、アフザイ、メシレモテ、イメルとなります。ザブディエルが彼を補佐しました。ザブディエルはハゲドリムの息子です。

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15 レビ人の指導者たちではシェマヤ彼の家系をさかのぼっていくと、父ハシュブから、アズリカム、ハシャブヤ、ブニとなります。シャベタイとエホザバデは、神殿の雑務の監督にあたりました。マタヌヤは祈りによる感謝礼拝を始める役でした。マタヌヤの父はミカで、その父はザブディ、その父はアサフです。バクブクヤとアブダが、彼の補佐にあたりました。アブダの父はシャムアで、その父はガラル、その父はエドトンです。

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18 合計二百八十四名のレビ人がエルサレムに住んだことになります。

19 門衛では、アクブとタルモン、その同族の者に率いられた百七十二名が、エルサレムに住みました。

20 このほかの祭司やレビ人、一般人は、めいめいの相続地に住んでいました。

21 ただし、ツィハとギシュパの監督下にある神殿奉仕者たちは、オフェルに住みました。

22 エルサレムに住むレビ人と神殿奉仕者の監督にあたったのは、ウジです。彼の父はバニで、順次ハシャブヤ、マタヌヤ、ミカとさかのぼります。つまり、代々神殿の聖歌隊員として仕えた、アサフ氏族の子孫というわけです。ウジは、王から歌手に任命されました。その時、王は聖歌隊員の報酬規定も定めたのです。

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24 民政上のあらゆる問題では、ペタヘヤが王の補佐役として活躍しました。彼の父はメシェザブエルで、ユダの息子ゼラフの子孫にあたります。

25 ユダの人々が住んだ町は、次のとおりです。キルヤテ・アルバ、ディボン、エカブツェエルと周辺の村々、ヨシュア、モラダ、ベテ・ペレテ、ハツァル・シュアル、ベエル・シェバと周辺の村々、ツィケラグ、メコナと周辺の村々、エン・リモン、ツォルア、ヤルムテ、ザノアハ、アドラムと周辺の村々、ラキシュと周辺の農地、アゼカとその町々、こうして、ユダの人々は、ベエル・シェバからヒノムの谷に及ぶ一帯に住みつきました。

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31 ベニヤミン部族の居住地は、次のとおりです。ゲバ、ミクマス、アヤ、ベテルと周辺の村々、アナトテ、ノブ、アナネヤ、ハツォル、ラマ、ギタイム、ハディデ、ツェボイム、ネバラテ、ロデ、オノ、職人の谷

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36 ユダにいたレビ人の中には、ベニヤミン部族の居住地に転居させられた者もいました。

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1 シェアルティエルの息子ゼルバベルやヨシュアといっしょに帰還した祭司の名前は、次のとおりです。セラヤ、エレミヤ、エズラ、アマルヤ、マルク、ハトシュ、シェカヌヤ、レフム、メレモテ、イド、ギネトイ、アビヤ、ミヤミン、マアデヤ、ビルガ、シェマヤ、エホヤリブ、エダヤ、サル、アモク、ヒルキヤ、エダヤ

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8 レビ人ではヨシュア、ビヌイ、カデミエル、シェレベヤ、ユダ、マタヌヤ、マタヌヤは礼拝で感謝の歌をうたう責任者でした。

9 同族のバクブクヤとウニは、その向かい側に立って応答歌をうたう役を務めました。

10 ヨシュアの家系は、息子エホヤキム以下、エルヤシブ、エホヤダ、ヨナタン、ヤドアと続きます。

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12 大祭司エホヤキムのもとで仕えた祭司で、各氏族の長の名は、次のとおりです。セラヤ族の長はメラヤ、エレミヤ族の長はハナヌヤ、エズラ族の長はメシュラム、アマルヤ族の長はヨハナン、メリク族の長はヨナタン、シェバヌヤ族の長はヨセフ、ハリム族の長はアデナ、メラヨテ族の長はヘルカイ、イド族の長はゼカリヤ、ギネトン族の長はメシュラム、アビヤ族の長はジクリ、ミヌヤミン族とモアデヤ族の長はピルタイ、ビルガ族の長はシャムア、シェマヤ族の長はヨナタン、エホヤリブ族の長はマテナイ、エダヤ族の長はウジ、サライ族の長はカライ、アモク族の長はエベル、ヒルキヤ族の長はハシャブヤ、エダヤ族の長はネタヌエル

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22 祭司やレビ人の氏族長の系図は、ペルシヤ王ダリヨスの時代に作成され、当時、レビ人のエルヤシブ、エホヤダ、ヨハナン、ヤドアが、一族の指導者の地位にありました。

23 『年代記』には、エルヤシブの息子ヨハナンの時代までのレビ人の名が、記されています。

24 その時代のレビ人の長は、ハシャブヤ、シェレベヤ、カデミエルの息子ヨシュアでした。同族の人々は、神の人ダビデの命令に従って彼らを守り立て、賛美と感謝の礼典を守っていたのでした。

25 門の倉庫の責任を委ねられた門衛は、マタヌヤ、バクブクヤ、オバデヤ、メシュラム、タルモン、アクブでした。

26 この人たちは、エホツァダクの孫でヨシュアの息子のエホヤキムの時代と、私が知事で、エズラが祭司および宗教教師の時代に活躍したのです。

27 エルサレムの新しい城壁の奉献式の時には、国中のレビ人がエルサレムに集まり、それぞれ感謝の歌をうたい、シンバルや十弦の琴や竪琴を鳴らして、喜ばしい式典を盛り上げました。

28 聖歌隊員も、周辺の村々やネトファ人の村から、エルサレムに集まりました。

29 エルサレム郊外に村を建てていた聖歌隊員も、ベテ・ギルガル、ゲバ、アズマベテなどから集まりました。

30 祭司とレビ人は、まず自分自身をきよめてささげ、次に、人々、門、城壁をきよめてささげました。

31 私はユダの指導者たちを城壁に上らせ、二組に分け、城壁の上をそれぞれ反対方向へと巡らせ、感謝の歌をうたわせました。右側、糞の門の方へ進んだ半数の組には、

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33 ホシャヤ、アザルヤ、エズラ、メシュラム、

34 ユダ、ベニヤミン、シェマヤ、エレミヤがいました。

35 ラッパを吹き鳴らしたのは、祭司ゼカリヤでした。ゼカリヤの父はヨナタンで、順次シェマヤ、マタヌヤ、ミカヤ、ザクル、アサフとさかのぼります。このほか、シェマヤ、アザルエル、ミラライ、ギラライ、マアイ、ネタヌエル、ユダ、ハナニも、ラッパを吹きました。使ったのはダビデ王の楽器です。祭司エズラが行進の先頭に立ちました。

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37 泉の門まで来た一行は、まっすぐ進んで、城のかたわらの、古いダビデの町に通じる階段をのぼりました。そして、東の水の門へと進んだのです。

38 私の加わったもう一組は、逆方向を巡って、相手の組と出会うことになっていました。高炉塔から、広い城壁へ、

39 続いて、エフライムの門から古い門に進み、魚の門とハナヌエルの塔を通って、百塔の門へと巡りました。そして、羊の門へ行き、監視の門で止まったのです。

40 二組の聖歌隊は、そこから神殿に向かいました。ここで加わったラッパを吹く祭司の名は、次のとおりです。エルヤキム、マアセヤ、ミヌヤミン、ミカヤ、エルヨエナイ、ゼカリヤ、ハナヌヤ

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42 また聖歌隊員では、次の人々も加わりました。マアセヤ、シェマヤ、エルアザル、ウジ、ヨハナン、マルキヤ、エラム、エゼルこの人たちは、イゼラフヤの指揮で、高らかに澄んだ歌声を響かせました。

43 この喜ばしい日を記念して、多くのいけにえがささげられました。神様への感謝の思いで、いっぱいだったからです。女も子供も、満面に喜びをたたえ、エルサレムの人々の歓声は、遠くまでとどろきました。

44 その日、財宝、奉納物、十分の一税、初物などのささげ物の管理責任者が任命され、モーセのおきてに従って集めることになりました。これらのささげ物は、祭司とレビ人に割り当てられました。ユダの人々は、祭司やレビ人に対し、また、その職務に対し、感謝の気持ちをいだいていたからです。

45 民衆はまた、聖歌隊員や門衛の働きにも感謝していました。彼らは、ダビデとその息子ソロモンが定めた礼拝やきよめの儀式の際、祭司やレビ人の補佐役を務めたからです。

46 神様をたたえ感謝する歌を、指揮者をつけて聖歌隊に歌わせるという習慣は、ダビデとアサフの時代に始まりました。

47 今やゼルバベルとネヘミヤの時代にも、人々は聖歌隊員や門衛やレビ人のために、日ごとの食糧を持って来ることにしたのです。レビ人は、受けた分の一部を祭司に渡しました。

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1 その日、モーセのおきてが朗読されましたが、その中に、アモン人やモアブ人は神殿で礼拝してはならない、と書いてあるのを見つけました。

2 というのは、彼らがイスラエルに対して友好的でないばかりか、バラムを雇って、のろいをかけようとまでしたことがあったからです。しかし神様は、のろいを祝福に変えてくださったのでした。

3 この規定が読み上げられると、直ちに、外国人は一人残らず、集会から追放されました。

4 このことが起こる前の話ですが、神殿の倉庫の管理者で、トビヤと親しかった祭司エルヤシブが、

5 トビヤのために、倉庫を豪華な客間に改造した事件がありました。その部屋は、以前、穀物のささげ物、香料、器物、穀物や新しいぶどう酒やオリーブ油の十分の一税が、保管されていた所です。モーセは、これらのささげ物はレビ人や聖歌隊員や門衛に支給する、と定めていました。このほか、祭司のためのささげ物も保管されていました。

6 ちょうどその時、私はエルサレムにいませんでした。アルタシャスタ王の第三十二年に、バビロンへ帰っていたのです。やがて、再び許可を得てエルサレムに戻りました。

7 そして帰着早々、この悪事を知らされたのです。

8 私は非常に憤慨し、トビヤの持ち物をぜんぶ外へ放り出しました。

9 そして、部屋をきよめさせ、神殿の器物、穀物のささげ物、香料を、元どおりそこに戻したのです。

10 私はまた、生活費の支給が打ち切られたため、礼拝の務めをする聖歌隊員ともども、おのおのの農地に引き揚げてしまったレビ人のことも、聞かされました。

11 そこですぐ、指導者たちとじかに会い、「どうして、神殿をそんなにないがしろにするんだ」と談判しました。とにかく、レビ人をみな呼び戻し、本来の職務につかせたのです。

12 再び、ユダの人々はみな、穀物やぶどう酒やオリーブ油の十分の一のささげ物を、神殿の宝物倉に持って来るようになりました。

13 私は、祭司シェレムヤ、学者ツァドク、レビ人ペダヤに倉庫の管理を任せ、マタヌヤの孫でザクルの息子ハナンを、補佐役にしました。みな評判のよい人々です。彼らの仕事は、仲間のレビ人に適正な配給をすることでした。

14 神様、この私の忠実な行ないを心にお留めください。神殿のためにしたすべてのことを、お忘れにならないでください。

15 ある日、私は畑で、安息日だというのに、ぶどうを絞ったり、麦束を運んだりしている者や、ぶどう酒、ぶどう、いちじく、そのほかの産物をろばに積んで、エルサレムに運び込もうとしている者たちを見つけました。そこで、公衆の面前でしかりつけたのです。

16 このほか、ツロから来た商人も、魚などの商品を持って来て、安息日にエルサレムで売っていました。

17 そこで、ユダの指導者たちに尋ねました。「よくも、安息日を汚してくれましたな。

18 元はと言えば、ご先祖がこんなことをしたから、私たちは都ともども、災難をこうむったんじゃありませんか。こんなことを続けていたら、もっと大きな御怒りを招くことになりますぞ。」

19 それ以来、私は金曜日の日没に都の門を閉め、安息日が終わるまで開かないようにと命じました。そして、従者に門を監視させ、安息日に商品が持ち込まれないようにしたのです。

20 商人や業者が、エルサレムの外にテントを張ったことも一、二回ありましたが、

21 私はしかりつけました。「いったい、どういうつもりなんだ。城壁の回りでうろうろするな。二度とこんなまねをしたら、即刻逮捕だぞ。」それ以後、安息日には姿を見せなくなりました。

22 それから、レビ人に命じて、身をきよめさせ、安息日をきよく保つために門を守らせました。神様、このような、あなた様をお喜ばせする行ないを心にお留めください。大いなる愛で、私を包んでください。

23 このころ、ユダヤ人のなかには、アシュドデ人やアモン人やモアブ人の女と結婚している者があり、

24 ユダヤのことばがちんぷんかんぷんという子供も大ぜいいることに、気づきました。

25 そこで、その親たちを非難してのろい、数人をなぐり倒し、毛を引き抜いてやりました。こうして、子供を外国人とは絶対に結婚させないと、神様に誓わせたのです。

26 「そもそも、ソロモン王はこの問題でつまずいたのではないか。彼の右に出るような王はいなかった。神様からも愛され、イスラエルの王として立てられた彼が、外国の女にそそのかされ、偶像礼拝に陥ったではないか。

27 おまえたちのしたことは、それほど罪深いことなのだ。見過ごしになどできるものか。」

28 また、大祭司エルヤシブを父にもつエホヤダの息子の一人が、ホロン人サヌバラテの娘を嫁にしている事実が浮かび上がり、彼を神殿から追放しました。

29 神様、どうかこの者らを忘れないでください。祭司職を汚し、祭司やレビ人の契約と誓約を破ったからです。

30 私は外国人を追放し、祭司とレビ人に務めを割り当て、各自の仕事を徹底させました。

31 彼らは、定められたとおり祭壇にたきぎを運び、いけにえや初物のささげ物の管理にあたりました。神様、どうか私をあわれみ、心にお留めください。